Healing Space Alma Mater|東京江戸川区|総武線新小岩
クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)とは、5gタッチと言われる優しいタッチで、頭や仙骨や足など身体全体に触れながら、体のこわばりを緩め、 脳脊髄液や体液全般の循環を促し、自然治癒力を増進させていく手技療法です。
一般の方々に分かりやすいように「セラピー(療法)」という言葉を使ってはいますが、本当は人に本来備わっている「からだの生きる力」、「生きとし生けるもの全てに死ぬまで働き続けている生命力」をより発揮できるようにサポートすることであり、それは肉体だけに限らないホリスティックな存在としてのあなたが、より良く生きられるようになるためのお手伝いをさせて頂くものです。
あらゆる方におすすめですが、特にこんな時に、こんな方に、おすすめします。
クラニオ(cranio)とは頭蓋、セイクラル(sacral)とは仙骨のこと。
頭蓋骨は複数の骨が縫合と呼ばれる関節(継ぎ目)によってつながっていて、それぞれの骨は独自のリズムで動いています。
脳脊髄液は、血液から洗練されたほぼ透明な液体で、脳と脊髄を包む脳脊髄膜のうち、軟膜とクモ膜の間の「クモ膜下腔」というところをみたして循環し、そのまま末梢の神経にも流れて行っています。このためそのリズムは、頭蓋骨や仙骨をはじめ全身どこでも感じ取ることができます。
この頭蓋仙骨システムが妨げられると身心に異常を来たすことが確認されるにつれ、頭蓋仙骨システムを整える方法が開発され、発展してきました。
私の敬愛するオステオパシー医師のトム・シェイヴァーD.O.によれば、脳脊髄液は体内でもっとも洗練されたスピリチュアルで神聖な輝きを持つ、本当に特別な液体だということです。
クラニオセイクラル・セラピーは米国のオステオパシー医学から生まれました。
オステオパシーは米国では西洋医学と同等の医師免許が与えられる医療体系ですが、日本ではまだあまり知られていません。
(西洋医学の医師をMedical Doctor(M. D.)と言うのに対して、オステオパシーの医師はDoctor of Osteopathy (D. O.)と呼ばれます。)
1900年代初頭にオステオパシー医のDr.サザーランドが頭蓋骨をながめていたところ、側頭骨が魚のエラのような形をしていることに気づき、頭蓋骨は動いて呼吸しているのではないかというインスピレーションを持ったのがクラニオ(クラニアル)・ワークの始まりでした。
彼はその疑問を確かめるために自らの体を使って様々な実験をし、肺呼吸とは全く独立した別のリズムで動いている頭蓋骨と体組織や体液との関係を見い出しました。
この呼吸のような動きは原初呼吸(primary respiration) と名づけられ、その動きに注目したクラニアル(頭蓋)オステオパシーと呼ばれる施術の体系が発展してきました。
1970年代になって、Dr.ジョン・アプレジャーとDr.カルニによって実際に頭蓋骨が動いていることが証明されました。またアプレジャーは独自の方法を発展させ、クラニオの技術をオステオパー医だけでなく一般の治療家や全く医学の知識のない人が家族に対してケアできるような方法を開発し、公開するようになりました。
アプレジャーは一般の人向けに簡素化した施術体系について独自性を打ち出すために、自らの施術法を「クラニオセイクラル・セラピー」と命名したのです。
クラニオといえばアプレジャーが有名ですが、彼はクラニオが広く知られるようになるために大きな貢献を果たしたものの、クラニオの源流はDr.サザーランドにあり、更にワークを深めるためにはオステオパシーの創始者Dr. A. T. スティルまで戻ることを忘れるわけにはいきません。
Dr.アプレジャーがクラニオを一般の人達に広めている間に、別のやり方でクラニアル・ワークの世界を発展させた人たちがいました。
Dr.サザーランドは亡くなるまでクラニアル・オステオパシーの研究を続けましたが、その最晩年に、脳脊髄液の奥には脳脊髄液を駆動しているもっと根源的生命エネルギーが存在していることに気づきました。サザーランドはそれを"Breath of Life(生命の息吹)"と名付けています。
サザーランドは残念ながらこのBeath of Lifeのコンセプトを新たな治療体系として確立することなく亡くなりましたが、彼の弟子達がその研究を引き継ぎ、探求を進めていき、ブレッヒ・シュミッドのバイオダイナミクス胎生学の考えを取り入れて独自の体系をまとめあげた結果、バイオダイナミクスという方法が生まれました。
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※「バイオダイナミクス」という言葉を使って施術している人達にもいくつかの流派があり、伝統的なオステオパシーの流れの中でバイオダイナミクスの理論体系を創り上げたのはジム・ジェラスD.O.で、私が現在習っているトム・シェイヴァーD.O.は ジムからはじめて他人にバイオダイナミクスを教えることを許された方です。
ジム・ジェラスD.O.の教えているものはクラニオセイクラルではなく、「オステオパシーの真髄」としての「バイオダイナミクス・オステオパシー」です。
一方、オステオパシーの枠の外で、クラニオセイクラルの領域の中で生れた「クラニオセイクラ ル・バイオダイナミクス」とは、同じような言葉を使っていますが、かなり違う内容となっています。
まさに一生をかけて探求する価値のあるボディワークであり、深いスピリチュアルなプラクティスでもあります。
<料金>
クラニオセイクラル・セラピー60分(所要約90分)10,000円
クラニオセイクラル&着衣のエサレン・タッチ90分(所要約120分)12,000円
エサレン®マッサージ+クラニオセイクラル120分(所要約3時間)16,000円
ぜひ最初に読んで頂きたい書籍
『いのちの輝き~フルフォード博士が語る自然治癒力』
ホリスティック医療の世界的第一人者アンドリュー・ワイル博士がDr.フルフォードについて書いている本。私がクラニオとオステオパシーに興味を引かれたきっかけとなった本です。
アプレジャーのクラニオの概要が分かる本、『クレニオ・セイクラル・セラピー ナチュラル・ヒーリングの試金石』
最近自然派指向の生き方を模索する女性達の間で読まれている『マーマーマガジン』で有名になったカワムラタマミさんの本。クラニオについての情報はほんの僅かしか載ってません。『からだはなんでも知っている。はじめてのクラニアルセイクラル・セラピー』
クラニアル・オステオパシーの創始者W. サザーランド博士
(1873-1954)