Alma Mater|東京江戸川区|総武線新小岩

バイオダイナミクス・オステオパシーとは

”身体と魂をひとつにする深い瞑想を、他者と共に体験する”ようなセッションです。


オステオパシーとは

身体の構造と機能と関係性に着目し、全身のバランスと自己治癒力を高めることで、症状の根本原因にプローチする自然医学です。

 

身体の外側・内側からの手技療法を通じ、骨格・筋肉・筋膜・内臓・神経・血管などの調和を取り戻し、本来備わっている健康を保つ力を最大限に引き出すことを目的としています。

 

オステオパシーの本質と歴史については、書籍『いのちの輝き~フルフォード博士の語る自然治癒力』に詳しく書かれていますので、一読をお薦めします。


バイオダイナミクスは、オステオパシーの中で最も繊細で霊的ともいえる領域に位置づけられるアプローチです。

20世紀後半にジェームズ・ジェラス医師(James Jealous, DO)によって体系化された、クレニオセイクラル・オステオパシーをさらに発展させ、「生命の本質的なリズム(プライマリ・レゾナンス)」に焦点を当て、身体を「修正」するのではなく、生命を導いている根源的な力(ブレス・オブ・ライフ=いのちの呼吸)と調和させるのが目的の施術です。

 


核心的な考え方

1.ブレス・オブ・ライフ(生命の呼吸)

オステオパシーの創始者Dr.スティルやDr.サザーランドが語った概念で、脳脊髄液のリズムを超えた宇宙的ともいえる「生命の根源的なリズム」というものがあり、施術者はこの呼吸を感じ、「従う」だけで、自己治癒が深いレベルで働きます。

2.バイオダイナミック・フィールド

身体を「個体」ではなく「フィールド(場)」として感じ、空間的に広がる生命力の場を意識します。

3.施術者の態度

「治そう」としません。

ただ無心に「生命の呼吸が働いていることを観照」します。

施術者が静かになればなるほど、受け手の生命場が自己調整を始めます。

 


セッションの特徴

  • 受け手はベッドに横になり、施術者はとても静かにそばに座ります。
  • 手を軽く添えますが、動きはないか、あっても最小限です。
  • 受け手は深い静けさや瞑想的な体験をすることが多いです。
  • 効果は「症状を取る」よりも、全体のバランス回復・自己治癒力の強化に現われます。

セッションの流れと体験イメージ

1.始まり ー 静けさへの招待

  • 受け手の方は施術ベッドに横になっていただきます。
  • 施術者はすぐには触れず、まず静かに座って空間を整えます。
  • その場に漂う空氣がふっと「静まる」ような感覚があるかもしれません。

2.触れる ー ほとんど重さのない接触

  • 施術者の手が、頭や仙骨などに軽く添えられます。
  • 「押す」「動かす」といった圧はほとんどなく、ただ存在している感じ。
  • 触れられている部分だけでなく、全身が緩んでいくように感じられることもあります。

3.広がり ー フィールドを感じる

  • しばらくすると、自身の身体の輪郭があいまいになり、「身体が広がって空間と溶け合っていく」ような感覚が訪れることがあります。
  • 呼吸が深くゆったりし、眠りと瞑想のあいだのような意識状態に入っていく人も多いです。

4.深い静けさ ー 生命の呼吸にゆだねる

  • 施術者は何も「しない」のに、身体の奥で微細な動きや脈動が始まります。
  • 温かさ、流れ、光のようなものを内側に感じることもあります。
  • 思考が止まり、「ただ存在している」ことにくつろく体験をするかもしれません。

5.戻ってくる ー 調和の感覚

  • セッションの終わりには、だんだんと通常の身体感覚が戻ってきます。
  • 目を開けると、色や音が少し澄んで感じられることが多いです。
  • 終了後は、リラックス・安心感・内的な静けさが長く続くことがあります。

体験後によく言われること

  • 「何もされてないのに、深く癒やされた感じ」
  • 「頭が静かになって、身体の芯が整った」
  • 「光に包まれていたような体験」
  • 「自分の本来のリズムに戻った感覚」
  • etc.

一言で言うなら

バイオダイナミクス・オステオパシーは、”身体と魂をひとつにする深い瞑想を、他者と共に体験する”ようなセッションです。


オステオパシーの創始者Dr.アンドリュー・スティルの有名な言葉。

 

“Seek The Health.

Anyone Can Find Disease”
健全を探しなさい。

病気は誰にでも見つけられます。

 


トレーニングは、意識を広く解き放ち静けさに浸れるように、いつも大自然の静寂の中で行なわれます。


こんな方に


バイオダイナミクス・オステオパシーは体に関するあらゆる面(筋骨格系、内臓系、免疫系、神経系、内分泌系、心・血管系)と感情・メンタルな問題等を含め人間という存在全体に対応できるものですが、施術者によって得意領域があると思います。

 

私の関心は主に心理的・メンタル的な領域への関心が強いので、それらの領域と、主にストレスによって引き起こされる体の不調、心身症や不定愁訴、自律神経の異常、免疫力の低下、ホルモン・バランスの乱れ等を感じておられる方に受けてほしいと思っています。

 

具体的には、クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)のページの「こんな時に・こんな方に」に書かれているのと同じ適応です。

 

筋骨格系の矯正が主な目的の場合はそういう分野が得意なオステオパスの治療院等へ行かれる方がよろしいかと思います。


<料金>

 

 

バイオダイナミクス・オステオパシー60分(所要約90分)10,000円

Alma Materのバイオダイナミクス・オステオパシーと

クラニオセイクラル・セラピーは内容的には同じものです。)


オステオパシーの創始者

Dr. A. T. スティル


バイオダイナミクス・フェーズ9修了証
(2017年7月)